踏切内の点字ブロック、普及に遅れ…鉄道会社か行政か整備主体あいまい

奈良県大和郡山市の踏切で2022年4月、全盲の女性が電車にはねられて死亡した事故を受け、国は踏切内への点字ブロック整備を促しているが、普及に時間がかかっている。国土交通省によると、全国3万以上の踏切で、点字ブロックがあるのは今年3月時点で8府県で29か所だけ。道路管理者の自治体と鉄道会社のどちらが対応するべきか、法的に明確でないことが背景にある。(奈良支局 前川和弘)

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