日本の鉄道で見直される食堂車、122年の栄枯盛衰

いま全国各地の鉄道で、食堂車を連結し、車中で食事を楽しむ「グルメ列車」の運転が花盛りである。もともとは長い時間を列車の中で過ごさなければならない乗客へのサービスとして登場した食堂車は、高速運転を身上とする今日の鉄道では不要のものとなった。だが、近年はその魅力が再評価され、車内で食事をすることを目的とする列車も運転されるようになり、多くの人を喜ばせている。そこで日本における食堂車の歴史を振り返りながら、その魅力を再検証してみよう。

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