エスカレーターの安全な乗り方を「楽しく」「かわいく」…考えたのは高校生のやわらかアタマ

エスカレーターで急ぐ人のために「片側空け」をする習慣は根強い。転倒事故を防ぐために鉄道会社や業界団体が、空いた側を歩くのをやめて「立ち止まって」と呼びかけても安全利用はなかなか浸透しない。だが、体に障害がある人などにとっては、歩く人そのものが危険な存在になることがある。誰もが安心して利用できるエスカレーターであるために、高校生が知恵を絞ったアイデアを披露するイベントが行われ、見事に最優秀賞を射止めたのは“あなたはどっち?”と呼びかける「二択作戦」だった。(編集委員 千葉直樹)

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