千葉ローカル線むけ新型車両E131系のトイレは新幹線や四季島 瑞風にも採用されたメーカーの製品だった

総合車両製作所 新津事業所(新潟県)で2両編成(1M1T)を12本24両をつくる、JR東日本 房総ローカル線むけE131系。

車両はサスティナ(sustina)オールステンレス車、モータつき車(T)クモハE131+モータなし(T)クハE130 の2両が手を組む。

E131系の営業運転区間は、209系4両編成(2M2T)や6両編成(4M2T)が走る、内房線 木更津~安房鴨川、外房線 上総一ノ宮~安房鴨川、鹿島線 佐原~鹿島神宮の3路線区間。

209系のボックス席を継承し、209系にはなかったワンマン運転システムを採り入れ、この3路線区間では209系とE131系の混在運行が始まる。

このE131系には、モータなし車両のクハE130系に車いす対応大型トイレがつく。今回はこのE131系搭載トイレに注目してみる。

2月18日、所属先の幕張車両センターでメディアに公開したR09編成とR10編成には、トイレ周辺機器の一部に五光製作所のエンブレムがあった。

五光製作所は、東急東横線 都立大学駅すぐの東京都目黒区中根に本社・工場、山口県光市大字小周防に山口工場をもつメーカー。

鉄道車両用品、バス車体用品、船舶用品などの製品をメインで取り扱う五光製作所(GOCO)の公式ページには、昭和期から鉄道車両分野に自社製品を納入しているという。

1951(昭和26)年には、国鉄ディーゼルカーの変速機、逆転機、減速機、軌道モーターカー、貨車移動機を受注。

1955(昭和30)年には、国鉄ディーゼルカー用燃焼式ヒータ、鉄道車両用電熱式デフロスタ(運転台)を受注。以来、全国の電車・機関車・ディーゼルカーに取り付けられているという。

1967(昭和42)年から2年間は、国鉄東海道新幹線電車と国鉄在来線列車に循環式汚物処理装置が採用された。

昭和後期から現在にかけては、こんな実績を積み重ねてきた。

1982(昭和57)年には、東北、上越新幹線200系電車に循環式汚物処理装置が採用された。

そして1992(平成4)年~1993(平成5)年に、JR九州特急つばめ 787系の量産車両に真空式トイレットシステムが日本で最初に本格採用され、現在に至る。

さらに近畿日本鉄道の23000系伊勢特急車両に真空式トイレットシステムも採用された。

1995(平成7)年からは、JR西日本500系新幹線に、JR東日本 東北・長野新幹線 E2系に真空式トイレットシステムがGOCO水揚装置とともに採用。

またJR東海・JR西日本の東海道・山陽新幹線700系にGOCOコンパクト真空式トイレットシステム・GOCO水揚装置が採用された。

そしてJR東海・JR西日本の東海道・山陽新幹線のN700系も、GOCOコンパクト真空トイレットシステム・GOCO水揚装置を採用。

新幹線への採用はさらに続き、2015(平成27)年にJR東日本・JR西日本の北陸新幹線 E7系・W7系もGOCO水揚装置を採用。2016(平成28年)にはJR北海道の北海道新幹線 H5系にもGOCO水揚装置が採用された。

JR四国の車両へも採用される。2016(平成28)年にJR四国8600系電車に真空式トイレットシステム・GOCO水揚装置を採用。

そして豪華観光列車にも。2017(平成29)年にはJR東日本クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」に、JR西日本クルーズトレイン「TWILIGHT EXPRESS 瑞風」に真空式トイレットシステムがGOCO水揚装置とともに採用された。

――― 国鉄時代から車両の一部機材を担い、東西の新幹線や豪華観光列車のトイレまで、五光製作所製だった。

日本各地を行く新幹線や観光列車にも採用されているトイレが、この房総ローカル線むけE131系にも搭載されていた。

その使い心地、快適さは、3月からの営業運転で体感してみて。

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